ネットオークション詐欺

ネットトラブルで普段から被害に会いやすいトラブルの一つが、ネットオークション詐欺です。

インターネットが出る前は中古品の売買は専門業者を通じて売り買いするのが通常でした。しかし、ネットオークションの登場により、一般人同士で直接的な中古品のやりとりができるようになったため、利用者が急増したのです。

インターネットを利用すると、忙しい人でも手軽に購入できるますし、普段目にする機会がない出品物も多々見ることができるので、ゲーム感覚でネットオークションにはまる利用者もたくさんいます。

しかし、ネットオークションは個人でも簡単な会員登録で利用できることから、こうした簡易性をいいことに、ネットオークションを悪用する事例が後を立ちません。いわゆるネットオークション詐欺の被害です。たとえば、代金先払いで入金したのにいつまでたっても商品が届かない、落札して送られてきた商品が出品写真とまったく異なっていた、などです。

ネットオークション詐欺に遭わないためには、出品者の情報を十分に把握して入札するしかありません。その際、ネットオークションの評価もある程度は参考になります。といっても、実際のところ、相手方について完全に確実な情報を得る方法はありません。したがって、入札は最終的には自己責任となります。

ネットオークション詐欺に遭った場合は、相手方が事業者ならば消費者契約法や特定商取引法の規制を受けますし、個人でも相手方に内容証明郵便を送付したり、被害届を出すなどの対策があります。しかし、詐欺被害をどれだけ回復できるかは、ケースバイケースです。

被害にあわないためには、取引をする前にオークション被害に関する体験談やサイトを閲覧しておく、十分に取引実績のある相手二しか入札しないなど、自分なりの準備をして、入札することが大切です。ネットオークションでは、常に売買トラブルに巻き込まれる恐れがあるということを忘れないでください。