携帯・メールトラブル

最近携帯電話や携帯メールによるネットトラブルが激増しています。ほんの数年前までは携帯電話は通話のほかはメールが使えればいいくらいの機能しかなくトラブルの原因にはなりにくいものでした。

しかし、いまではインターネットはもちろんのことカメラ機能なども当たり前のようになり、もはや「電話」の一言で片付けることができない機器に変身しました。

携帯電話を使うとネットを通じて見知らぬ人と直接コミュニケーションができます。これは楽しい面がある一方で、犯罪に利用される危険があることは言うまでもありません。出会い系サイトのトラブルがその典型です。

しかも、携帯電話は大人のみならず子供にも普及を続けており、ネット犯罪被害の低年齢化の大きな要因の一つになっています。

もちろん、従来からのネット被害も継続して増加しています。代表的なものは迷惑メールやそれによる架空請求詐欺です。また、携帯サイトを利用した悪徳商法も跡を絶ちません。

迷惑メールに対しては受信メールにフィルタをかけたり、最終的にはアドレスを変更するなどの対応が必要です。また、架空請求は無視することでまず大丈夫です。悪徳商法に関しては解約の内容証明郵便を送付するなどの事務手続が必要な場合もあります。

いずれにせよ携帯電話の場合も、身元がはっきりしない怪しいサイトには安易にアクセスしないことが大切です。また、悪徳商法被害にあった時は、クーリングオフ期間との関係で迅速に対処する必要があります。